はじめに
Obsidian界隈で、CursorというAIコードエディターがObsidianと相性抜群という情報を見つけました。Vault全体を読み込んで使用することも可能ですが、今回はシンプルにノート単位での活用方法をご紹介します。この記事の作成も手伝ってもらいました。
Cursorの導入手順
1. インストール
Cursor - The AI Code Editorここからインストールします。
macOSの場合、Homebrewを使用して簡単にインストールできます:
brew install --cask cursor
2. Obsidianの設定
- Shell commandsプラグインをインストールします
- Obsidianの設定から「コミュニティプラグイン」を開き、「Shell commands」で検索
- インストール後、プラグインを有効化
- 以下のコマンドを新規作成します(Macの場合):
cursor {{file_path:absolute}}
- Shell commandsの設定画面から新規コマンドを追加できます。
- コマンド名は「open in Cursor」などわかりやすい名前を設定
- ホットキーを設定しておくと便利です
このようなコマンドが作成されました。ノート内で実行するとノートがCursorで開かれます。
Cursorの基本的な使い方
Cursorでノートを開くと、ノートに記載の内容を踏まえた機能が使用できるようになります。
ちょっと触ってみた感じ、基本的な機能は
- suggest: 続く文章を保管して提案
- chat: AIと会話(チャットボックス)
- generate: ノート内にプロンプトを打つとテキストがノートに追加される
- composer: プロンプトに則ってノート内を作り変える
活用例
振り返り記録の効率化
- generate機能を使用
- ノート内で「まとめ」と入力するだけで、AIが内容を分析して要約を生成
- 記録の重要なポイントを自動的に抽出
複数ノートの統合
- 関連する複数のノートをCursorで開く
- composerにドラッグしてAIに統合を指示
まとめ
私の場合はAIは完全に監視下で使用したいという気持ちがあり、必要なノートだけ開くというスタイルで導入してみました。作業感の強い部分をAIに委託できると良さそうです。個人のノートにAIを導入することに対しては否定的でしたが、十分有用だと感じます。