計画どおりに進まないことの多さに辟易する。例えば、翌日もしくは当日の予定を立てて、それに沿って動くとする。計画を立てている自分は完璧主義者で理想論者であるので、理想の計画を立てがちである。いざ実際動いてみると、想定外のタスクや労力に後に後に押して行って結局計画は頓挫する。

このとき、計画を無理しても実行すべきなのか、後回しを許容するべきなのか。よくあるアドバイスは、「余裕のある計画を立てましょう」。それはそうなのだが、パワーアップするために計画を立てているのに敢えてパワーダウンしているような矛盾も感じる。余裕があればそもそも計画を立てずに自由に進めれば良い気もする。

かといって理想論的計画を立てて、それが達成できないと嫌な気持ちになる。なぜ嫌な気持ちになるのだろうと考えると、「自分が決めたことができなかった」からである。罪悪感のようなものであるし、自分相手なので文句を言うにも言えない。

しかし果たして、コーヒーを片手に計画を立てる司令官と空腹で疲労がたまりきった実行部隊の兵士は同一人物なのだろうか。無論物理的には同一人物なのだが、メンタリティの大部分は身体に影響されることを考慮すると全く別人とも言える。司令官は兵士を限界までこき使ってやろうと考えているのだから、兵士も「お前は何を言っているんだ。無理に決まっているだろう。」と言い放つくらいの気概と図太さがあっても良いのではないか。

比喩的に書いてみたが、要するに別に無理なら無理で良いというだけである。そしてその時に罪悪感を感じないために必要なのは恐らく「今日も頑張ったじゃん」という実感だろう。この極めて主観的な指標を基に今日もタスクを後回しにしていこうと思う。