はじめに
Obsidianの使い方は人によってかなり違うし小難しく見えるが、こんなに雑でも全然問題ないという話。
基本フォルダを使わない
フォルダでの管理は、当たり前のようで結構難しい。重複を許さない絶対的な属性しか付与できないからだ。いっそのこと「整理目的では」フォルダを使わないということにした。ファイルエクスプローラーはオフ。「プログラム的にその方が都合がいい時」に限りフォルダを使用する。Vault直下に数千のファイルが散らかっている。
代わりにタイトルに日付を入れたり簡単な分類でプレフィックスを入れたりして視認性は多少高めている。
分類の参考
タグは明確な目的がある場合のみ
タグは前向きな情報収集にのみ向いていると考えているので、明確に「特定のカテゴリのノートを集めていきたい」場合にのみ採用する。
テンプレートを作らない
自由にかけるのが強みだと思っているので、基本はフリーライティング。テンプレートのメンテナンスコストからも解放される。一方でTemplaterなどのコマンド実行用のテンプレートは結構作っている。
基本リストで書く
- 自分しか見ないのでリストで端的に書くほうが記載も読み取りも早い
- Outlinerも便利
コマンドはほぼコマンドパレットとホットキー
いろんなコマンド実行方法があるが、脳のメモリ使用を最小にするのために(使いこなしきれないために)ほぼこの2つしか使ってない。映え要素として、リボンとかCommanderとかNote toolbarとかでボタンを表示させるたりもするが、映えの側面が大きい。
タブタイトルバーもサイドバーも使わない
使用する箇所を減らすのも美徳?殺風景なのが嫌なときには表示させる。定期的に見た目が寂しくなって表示させるけど使わなくて消すのを繰り返している。結局ワークスペースはノートなのだ。
コードブロックはホームページのみ
以前はDataview用のページを作ったりもしていたが、細部まで作り込むのはメンテナンスが大変。一方でカスタマイズするのも楽しいので盆栽要素として起点となるホームページを作っている。
リンクを最も強く連想した単語やトピックにつける
これが唯一のノート管理ルールと言える。逆に絶対これだけはしている。私のVaultは単語やトピックがノートのインデックスになっていて、例えばこのノートは「Obsidian」という名称のノートにリンクする。コミュニティプラグインのVarious Complementsを使用すれば単語やトピックが文中に出現するたびにリンクが追加されるので、これだけでVaultが機能する。
このとき「自分が」最も強く連想したノートにリンクするのがポイントで、次も多分そこから連想ゲームでたどりつけるでしょうという発想。
不便を感じたときにはじめてリンクを開通する
Be lazyというか必要なとき必要なことをしましょう。目的のノートにすぐたどり着けなかった時には次はすぐにたどり着けるように、「その時連想した」インデックスにリンクを追加する。つまり自分の連想のしやすさに基づいたリンク形成ということになるので、自分以外にはとても使いにくい可能性が高い。
おわりに
先日「どれだけゴミを放置してもきれいに見える部屋」という表現を目にしてなるほどなと思った。